ヴィンテージワインについて
ワイン好きなら誰もが知っているヴィンテージワイン。
味もさることながら、歴史や文化、見分け方も奥深く、初心者にはなかなか手が出しにくい世界ですよね。
でも、ワイン好きの大切な人にヴィンテージワインを送ったり自分に合ったヴィンテージワインを楽しむことができたら、、、なんて考えたことはないでしょうか。
そこで今回は、
- そもそもヴィンテージワインとは
- ヴィンテージワインの魅力
- ヴィンテージワインの選び方
についてご紹介したいと思います。
そもそもヴィンテージワインとは
まず、前回の記事でもご説明しましたが、「ヴィンテージ」とはもともとワインに用いられる用語で、ワインの原料となるぶどうの「収穫された年」のことを指します。なのでヴィンテージワインとは、ぶどうの収穫された年が判別できるワインのことを指し、その年のぶどうのできの良し悪しがそのヴィンテージワインの価値へと直結します。
そのため、2020年にぶどうが収穫されたワインもヴィンテージワインと呼びますし、ヴィンテージワインの製造された年が古いほどおいしいわけではないのです。
ヴィンテージと聞くと古いイメージがあるので、2020年のヴィンテージワインってなんだか不思議な感じがしますね。
ヴィンテージワインの魅力
そんなヴィンテージワインの魅力は「味わいの変化」と「特別感」です。
年を重ねるごとに熟成するワイン。ヴィンテージワインには賞味期限がなく、時代を超えて飲むことができます。その熟成度による味の変化を楽しむことができるのが、このヴィンテージワインの一つの大きな魅力です。
熟成によってまろやかな風味を持たすワインとそうでないワインがありますが、逆に熟成前の渋さや熟成のまろやかさを失った晩年期のワインを好む人も多くいるため、どれがいいとは一概に言えません。そんな熟成を経て増した味わいを楽しむことや、個人にあった味と頃合いを楽しむことが、ヴィンテージワインの最大の魅力です。
もうひとつのヴィンテージワインの魅力が「特別感」です。たとえば誕生日や記念日、結婚した年など、ひとつの節目の年のヴィンテージワインは、そのひとにとってかけがえのない思い出の一品になります。自分の人生において大切な年の熟成され時を経てきたワインを飲むことは、また風味とは別に感じられる味があり、そのときをゆっくりと振り返る大切な時間となります。
また、大切な人への贈り物として2人の思い出の年や記念日の年などのワインをプレゼントしてもいいと思います。
2人の特別な年のワインを一緒に飲むことで、思い出にかえりゆっくりとふたりの時を過ごすことができますし、改めて感謝の気持ちを感じ、送ることができます。
このようにヴィンテージワインは、プレゼントとしても2人にとっての宝物になるのではないでしょうか。
ヴィンテージワインの選び方
そんなヴィンテージワイン、いろいろある中からどうやって選んでどうやって好みのものを見つければいいの?と思われる方も多いと思います。
そこで頼りになるのが「ソムリエ」さんです。
ヴィンテージワインをレストランで出してもらうようなイメージはありませんか?
そのように、ワインを取り扱っているレストランやバーで、自分の好みや年号について聞いてみると、とても親切に教えてくれますよ。
しかしひとつ注意点があります。お店によっては、ワインを扱っていてもヴィンテージワインを取り扱あっていないお店や、年号をあまり揃えていないお店も多くありますので、事前に聞いてみるなどのチェックをしておくといいかもしれません。
今回は、ヴィンテージワインについてご紹介しました。
皆さんもぜひ、自分だけのヴィンテージワインを見つけて楽しんでくださいね。
ヴィンテージマンションって?
「ヴィンテージマンション」って聞いたことはありますか?
今、私がヴィンテージのなかで最も気になっているのが「ヴィンテージマンション」です。
「ヴィンテージマンション」とは、一般的な物件であれば価値が低下するような築年数でありながらも、価値を維持、または高めている物件のことを指します。
要は、築何十年と経っている物件の価値をより高めリノベーションすることで、そのマンションの唯一無二の価値を演出している物件です。
このような物件は、立地・デザイン・管理・価格が最適であり、なおかつ「ここに住みたい」と多くの人に思ってもらう必要があります。いかに「ただの古いマンション」にしないかという部分が非常に重要です。
日本では珍しくあまり聞かないヴィンテージマンションですが、海外(特にヨーロッパ)では一般的で、年代もののマンションであればあるほど価値があがります。
日本では新築が一番価値が高く人気なため、ヴィンテージマンションを売り出すことは海外に比べハードルも高く、宣伝や設備、内装が非常に重要であるといえます。
しかし、この「古さ」×「デザイン性」に惹かれる人は多く、現在はヴィンテージマンションの専用サイトが存在するほどじわじわと注目を浴びつつあります。
私も一度は住んでみたいと思いながらも、結構人気なので、いい物件はすぐに売り切れてしまいます。
やっぱり、ヴィンテージの美しさと現代デザインの融合は、何とも言えない魅力がありますよね。
皆さんも、是非チェックしてみてください。
そもそもヴィンテージとは
今回は、そもそもヴィンテージってどんなもの?アンティークとは違うの?
ということについて書きたいと思います。
〇ヴィンテージとアンティークの違い
ヴィンテージとアンティーク。どちらも耳にする言葉ですが、両者の違いを知っていますか?
実は、”ヴィンテージ”は製造されてから30~99年経過しているもので、”アンティーク”は製造されてから100年以上経過しているもののことを指します。
確かにファッションだと、ヴィンテージファッションとは言いますが、アンティークファッションとは言わないですよね、、。
ちなみにヴィンテージという言葉の由来は、もともとワインの価値を表す「ヴィンテージ」ということばが、”時間を重ねて良さが増した品物”という意味として用いられるようになったと言われています。
〇ヴィンテージってどんなもの?
上記でヴィンテージを「製造されてから30~99年経過しているもの」と定義しましたが、ただ古いだけではヴィンテージとは呼べません。
古くて、かつ今でも十分に通用する価値が高いものであって初めてヴィンテージと呼べるので、世の中で出回っているのは古いもののなかで選ばれぬかれた希少なものたちということになります。
このように年代や希少性、需要、状態がかみ合って初めて認められるヴィンテージですが、ひとことで「ヴィンテージ」といっても種類はさまざまです。
例を挙げると
・ファッション(USED)
・ワイン
・インテリア
・広告(ポスター)
・スタイル
、、、などほかにもさまざまなヴィンテージが存在します。
それぞれのジャンルで古くから愛されたものということですね。
ちなみに同じような使われ方をするものとして「レトロ」ということばがありますが、これは「古き良きものを懐かしみ愛好する」という様子を表す意味で、年代やもの自体を表すことばではありません。
今回は、このような奥深い「ヴィンテージ」が一体どのようなものかについてご紹介しました。
是非皆さんも、自分だけのヴィンテージを見つけてみてください。
ヴィンテージ家具の魅力とは
”古さ”って、人によって感じ方が違うと思います。
歴史感に唯一無二の魅力を感じるひともいれば、ヴィンテージの良さがいまいちわからない、、と感じるひともいるかもしれません。
私にとってのヴィンテージとは、「育てるもの」。
今回はそんなヴィンテージ家具の魅力についてご紹介したいと思います。
私の思うヴィンテージの魅力は、大きく分けて3つあります。
- 使い方ひとつで変化する繊細さ
- 家具の用途にこだわらない自由さ
- デザイン性
1.使い方ひとつで変化する繊細さ
最近の世の中の家具は、便利で楽でデザイン性もあります。自由に高さを調節できるデスクや、充電のできるソファ、色を自由に変えられるライト。どれもとても魅力的ですし、生活のなかで大きな役割を果たしてくれます。
それに比べてヴィンテージは、何十、何百という年月を歩んできたもの。やっぱり今の最先端技術とくらべてしまうと、かなりもろいし壊れやすいです。でも、その繊細さこそがヴィンテージの大きな魅力だと私は思います。
多くのひとが大切に使ってきた歴史が刻まれている家具を、今度は自分が大切に使おうとするひと手間。そのひと手間が自分の生活をより豊かにしてくれるとともに、その家具が自分にとってより特別になるのではないでしょうか。
ヴィンテージ家具に、もっと味を出すための工夫を施したり、自分なりに磨いてみたりするものまたひとつの楽しみです。
2.家具の用途にこだわらない自由さ
本来、家具にはそれぞれの目的と用途が決まっています。冷蔵庫であれば食材を冷やすために用いるし、椅子であれば座るために用います。
でもヴィンテージは、どれもデザイン性が高くインテリアとしても映えるため、自分のアイデアやひらめきひとつでどんな使い方でもできるのが大きな魅力です。
たとえばキャリーケースがテーブルになったり、冷蔵庫や保冷箱がタンスや収納になったり、、まさに使い方は無限大です。
3.デザイン性
ヴィンテージ家具はどれも細部までこだわりぬかれ抜け目のないものばかりです。
お店やWEBで見かけるどのヴィンテージ家具もデザイン性が優れているのは、ヴィンテージのなかでも本当にいいデザインや素材たちが、長い間時代や流行に流されず引き継がれてきたからだと思います。
そんな、流行や世代に縛られない世界で一点ものデザインとつながることの面白さや縁は、ヴィンテージだからこそ感じられるのではないでしょうか。
昔から大切に使われてきたそのストーリーを思い浮かべながら、自分だけの家具を大切にする楽しさを、是非味わってみてはいかがでしょうか。